しかし、いざ始めようとすると「どの植物を選べばいいの?」「水中と水上、どっちに植えればいいか分からない…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEOを得意とするアクアリウム専門ライターが、アクアテラリウムにおすすめの植物を「水中部分」「水上(陸地)部分」「コケ類」の3つのカテゴリーに分けて厳選紹介します。
育てやすさや育成条件(光量・湿度)も詳しく解説しますので、この記事を読めば、あなたの理想のレイアウトにぴったりの植物が必ず見つかります。

🌿 アクアテラリウム植物選びの基本
アクアテラリウムの植物選びで最も重要なのは、「植える場所に適した種類を選ぶこと」です。アクアテラリウムは、大きく分けて3つのゾーン(環境)で構成されています。
アクアテラリウムの3つのゾーン
水に浸かっていない陸地部分。
高湿度を好む植物が適します。
水しぶきがかかったり、根が水に触れたりする場所。湿地に生える植物が向きます。
完全に水に浸かっている部分。
水草(水中葉)が適します。
この環境の違いを理解せずに、例えば陸上植物を水中に植えてしまうと、すぐに根腐れして枯れてしまいます。
- 光量:多くの植物は適度な光を必要としますが、強すぎるとコケ(藻類)の原因になります。アクアテラリウム用のLEDライトで調整するのがおすすめです。
- 湿度:水上・陸上部分の植物やコケ類は、高い湿度(60%以上推奨)を好みます。水槽にフタをしたり、定期的な霧吹き(ミスティング)が非常に重要です。
🐠【水中部分】におすすめの植物5選
水中で育成可能な、丈夫でレイアウトに使いやすい種類をピックアップしました。多くは流木や石に活着(かっちゃく)させることで、自然な景観を作り出せます。
1. アヌビアス・ナナ

「水草の入門種」とも呼ばれるほど丈夫な種類。流木や石に活着させるのが基本です。成長がゆっくりで、光量もそれほど要求しないため、アクアテラリウムの薄暗い水中部分にも最適です。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:水中
2. ミクロソリウム(プテロプスなど)

アヌビアス同様、活着させるシダ系の水草です。独特な葉の形がレイアウトの良いアクセントになります。こちらも低光量に強く丈夫ですが、新芽が黒くなる「シダ病」にかかることがあるため、水流をやや好みます。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:水中
3. クリプトコリネ(ウェンティーなど)

水中(砂地)に植えるタイプの水草です。水中でも水上(湿地帯)でも育つ種類が多く、アクアテラリウムの「境界ゾーン」にも使えます。環境の変化で葉が溶けることがありますが、根が残っていれば再生します。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:水中(または高湿度の陸上)
4. ハイグロフィラ・ピンナティフィダ

切れ込みの入った葉が美しい、流木や石に活着できる珍しい有茎草です。水中でも育ちますが、本来は湿地に生える植物。水上(境界ゾーン)に出ようとする性質があり、水中から水上へつながるレイアウトを演出するのに最適です。
- 【育成条件】
- 光量:中~強
- 湿度:水中~高湿度
5. ボルビティス・ヒュディロティ

透明感のある深い緑色の葉が美しい、シダ系の活着する水草です。成長は遅めですが、その荘厳な雰囲気はレイアウトの主役にもなります。強い光や水質の急変を嫌うため、やや中級者向けですが、水中に落ち着いた雰囲気を出したい場合におすすめです。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:水中
🌳【水上(陸地)部分】におすすめの植物5選
高い湿度を好み、根が常に湿っていても根腐れしにくい(または水を好む)観葉植物が中心となります。一般的な観葉植物でも、幼い苗(ハイドロカルチャー用など)は順応しやすいです。
【写真を挿入】(写真3: シダ類やフィットニアが茂る陸上部分のクローズアップ)
1. シダ類(プテリス、アスプレニウムなど)
シダ類は高湿度なジャングルを原産とすることが多く、アクアテラリウムとは相性抜群です。涼しげな葉が自然感を一気に高めてくれます。乾燥に弱いため、フタや霧吹きによる湿度維持が育成の鍵となります。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中(レースカーテン越しの光程度)
- 湿度:高(霧吹き必須)
2. ポトス

観葉植物としておなじみのポトスは、非常に丈夫で環境適応力が高い植物です。土(ソイル)に植えるだけでなく、茎(根)だけを水中に垂らして水上葉を展開させる使い方が強力です。水中の富栄養化(コケの原因)を防ぐ効果も期待できます。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:中~高(乾燥にも比較的強い)
3. フィットニア(アミメグサ)

葉脈が網目のように入る美しい小型の植物。白やピンクの葉脈の種類もあり、レイアウトの差し色として重宝します。元々、高温多湿な環境を好むためアクアテラリウムに最適ですが、極端な乾燥(水切れ)に弱いため、湿度管理には注意が必要です。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:高
4.スパティフィラム

湿地にも生えるサトイモ科の植物で、根が水に浸かる「境界ゾーン」にも強いです。白い花(仏炎苞)が美しく、レイアウトのアクセントになります。比較的大きくなるため、中型以上の水槽におすすめです。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:中~高
5. シンゴニウム

矢じりのような形の葉が特徴。ポトス同様に非常に丈夫で、ハイドロカルチャーでも育てられます。成長するとツルが伸びてくるため、流木に這わせたり、背面の壁に這わせたりと、立体的なレイアウト作りに役立ちます。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:中~高
🏞️【コケ類】レイアウトの仕上げに!おすすめ5選
陸地部分の土や石、流木を覆うコケは、アクアテラリウムの「自然感」や「わびさび」を演出するのに欠かせません。乾燥に弱いため、湿度維持が最も重要です。
1. ウィローモス

本来は水草(水中コケ)ですが、非常に多湿な環境であれば陸上でも育ちます。特に水しぶきがかかる「境界ゾーン」に最適です。流木や石に巻き付けておくと、水中から水上へ自然につながる緑の絨毯を作ってくれます。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:極高(水中または常時湿潤)
2. ホソバオキナゴケ(山苔)

テラリウムで最もポピュラーなコケの一つ。こんもりとした半球状のコロニーを作り、非常に美しいです。適度な光量と高い湿度を好みますが、蒸れすぎると弱るため、フタをする場合は多少の通気も必要です。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:高
3. シノブゴケ

這うように広がるタイプのコケで、流木や壁面緑化にも使いやすい種類です。葉が細かく繊細で、霧吹きをするとキラキラと輝き非常に美しいです。乾燥に弱いため、こまめな霧吹きが成功の秘訣です。
- 【育成条件】
- 光量:弱~中
- 湿度:高
4. ハイゴケ

比較的丈夫で、日本の野山でもよく見かけるコケです。地面を這うようにマット状に広がります。明るい緑色が美しく、成長も早めで扱いやすいため、陸地部分のグラウンドカバーとして優秀です。
- 【育成条件】
- 光量:中
- 湿度:高
5. タマゴケ

丸い「さく(胞子嚢)」を付ける姿が可愛らしいコケです。鮮やかな緑色で、レイアウトのアクセントになります。比較的明るい場所を好み、湿度が高い状態を維持することがきれいに育てるコツです。
- 【育成条件】
- 光量:中
- 湿度:高
⚠️ アクアテラリウム植物育成の注意点
最後に、アクアテラリウムの植物を元気に育てるための重要なコツ(注意点)をまとめます。
- 湿度管理(霧吹き):陸上植物とコケは、乾燥が最大の敵です。1日に1~2回、霧吹き(ミスト)で葉水を与え、湿度を保ちましょう。自動ミスト発生装置(ミスティングシステム)の導入もおすすめです。
- カビ対策(通気):高湿度の環境は、同時にカビの発生リスクも高めます。フタを少し開けて通気口を作ったり、短時間ファンを回すなど、空気がよどまない工夫も必要です。
- 光量管理:陸上植物に光を当てようとしてライトを強くしすぎると、水中のコケ(藻類)が大量発生する原因になります。LEDライトの光量や照射時間(1日8時間程度)を適切に管理しましょう。
まとめ:植物選びであなただけのアクアテラリウムを
アクアテラリウムにおすすめの植物を、「水中」「水上」「コケ」の3つのカテゴリーでご紹介しました。
アクアテラリウムは、これらの植物を適切に配置することで、水景と陸景がシームレスにつながる、非常に奥深く美しい世界を作り出せます。
まずは今回紹介した育てやすい種類から、あなたの水槽環境に合わせて選んでみてください。きっと、あなただけの癒しの空間が完成するはずです。

